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86 国語の勉強法3 国語の欲張り勉強法

学校では「句切れ」について、「短歌の中で、言葉のつながりや意味のうえから、切れ目になるところを、句切れといいます。」と習います。そして、「〈その子二十(はたち)櫛にながるる黒髪のおごりの春のうつくしきかな〉は初句切れ。〈観覧車回れよ回れ想ひ出は君には一日(ひとひ)我には一生(ひとよ)〉は、二句切れ。〈マッチ擦るつかの間海に霧深し身捨つるほどの祖国はありや〉は、三句切れ。〈細胞のなかに奇妙な構造のあらわれにけり夜の顕微鏡〉は、四句切れ。〈くれなゐの二尺伸びたる薔薇の芽の針やはらかに春雨のふる〉は、句切れなし。」と教えられます。

そこで、「句切れ」「句」というのは、句読点の句と同じ意味で、文という意味だ。つまり、「句切れ」というのは、一つの文が終わって、次の文が始まるところということだ、と理解します。

でも、それならば、「句切れ」は、「短歌が、二つの文からできあがっているとき、一つ目の文の終わりを句切れといいます。」と言えばよいのに、どうして、誤解を招きやすい、「短歌の中で、言葉のつながりや意味のうえから、切れ目になるところを、句切れといいます。」などというのだろう。この言い方では、上の句と下の句の間が句切れだと思ってしまう人が出てきてしまう。などと疑問を持ち、これについて考えこむのは欲張り勉強法の代表です。

84 国語の勉強法1

単語の持つプラス評価とマイナス評価

「勇敢」はプラス評価。「臆病」はマイナス評価。だから、「あなたは勇敢だ」といわれたら喜んでいいし、「あなたは臆病だ」といわれたら怒るのが正しい。

「慎重」はプラス評価。「軽率」はマイナス評価。

「勤勉」はプラス評価。「怠惰」はマイナス評価。これは、ワーク・ライフ・バランスの観点からは少し微妙になります。

「悠々」はプラス評価。「あくせく」はマイナス評価。

さて、「印象的に」と「説明的に」。この二つの単語の持つ評価はどんなものでしょうか。つぎは、今年の都立高校の国語入試問題です。

「……とあるが、この表現について述べたものとして最も適切なのは、次のうちではどれか。

ア …躍動的に表現している

イ …印象的に表現している

ウ …説明的に表現している

エ …写実的に表現している                                」

この問題では、「印象的に」がプラス評価の単語で、「説明的に」がマイナス評価の単語であることを知っていることが、正解にカギになっています。

国語ができるようになるための一つの方法は、単語の持つ評価がプラスなのか、マイナスなのか、あるいは中立なのかをしっかり覚えておくことです。